TOPコラム掘り出し物件の購入時にチェックしたいポイントとは?

掘り出し物件の購入時にチェックしたいポイントとは?

更新日

“掘り出し物件”とは、一般的に相場と比べて価格が割安な物件を指します。
ただ、価格や安いことには、必ず何かしらの理由があります。
価格が安いだけで、実は利便性が低かったり、環境に問題があったりすると後々困るため、今回はそのような物件を購入する際のチェックポイントをお教えします。

再建築不可ではないかどうか

掘り出し物件購入時にチェックしたいポイントとしては、まず“再建築不可ではないかどうか”という点が挙げられます。
再建築不可物件は、購入後建物が老朽化しても原則建て替えられないため、安く売り出されているケースが多いです。
もちろん、再建築不可であるという事実は“法的瑕疵”に当たるため、売主または不動産会社には告知義務が発生しますが、掘り出し物件を見つけたときには、まず再建築不可でないかチェックする癖をつけておきましょう。
そうすることで、「購入する気だったのに、諦めなければいけない」というような状況は回避できます。

墓地が近くないかどうか

掘り出し物件購入時のチェックポイントとしては、“墓地が近くにないかどうか”という点も挙げられます。
墓地やその周辺は基本的に暗く、不気味な雰囲気であるため、近くにある物件は割安な価格で売り出されていることが多いです。
また、墓地が近いということは“環境的瑕疵”に該当しますが、これに関しては売主や不動産会社から必ずしも説明があるとは限りませんので、自身でチェックする必要があります。
もちろん、墓地が近くても問題ないという場合は、購入しても構いません。

線路が近くないかどうか

掘り出し物件購入時のチェックしたいポイントには、“線路が近くないかどうか”という点も挙げられます。
線路の近くにある物件は、騒音や振動の問題から売却価格が安くなることがあります。
もし、この事実をチェックせずに購入すると、夜なかなか寝付けなかったり、場合によっては防音・防振リフォームをしなければいけなかったりするため、注意しましょう。

設備が古くないかどうか

掘り出し物件を購入する際には、“設備が古くないかどうか”もチェックしましょう。
どれだけ立地が良く、価格が安くてかつリフォームが施された物件であっても、設備が古ければ生活の利便性は下がります。
また、バランス釜など一目見ただけで古いとわかる設備であれば良いですが、中には状態が良い状態で残っている古い設備もあります。
この場合は、型番や機能などを細かくチェックしなければいけません。

坂の上または下にないかどうか

掘り出し物件の購入時にチェックしたいポイントとしては、“坂の上または下にないかどうか”という点も挙げられます。
坂の上にある物件には、眺めが良いというメリットがありますが、外出して帰宅する際には、必ず坂を上らなければいけません。
そのため、高齢の方などにとっては大きな負担になることがあります。
また、坂の下にある物件は、どこに外出するにも坂を上る必要があり、こちらも決して便利とは言えません。
内見に車で訪れると、坂が多くてもあまり意識しないため、ここはぜひチェックしておきたいところです。

土地の形が悪くないかどうか

掘り出し物物件の購入時は、“土地の形が悪くないかどうか”もチェックしましょう。
計画的に整備された戸建ては、どこも長方形の敷地が並んでいますが、割安な掘り出し物件の中にはそうでないものもあります。
例えば、三角形や台形、その他不規則な形になっている土地は、たとえ再建築不可ではなかったとしても、再建築がしにくくなります。
また、不規則な形状の土地に四角形、あるいは長方形の建物を建てると、どうしても敷地内にはデッドスペースができてしまいます。
敷地を無駄なく使用するためにも、必ず整形地であるかどうかは確認しましょう。

道路より低い土地ではないかどうか

掘り出し物件の購入時にチェックしたいポイントとしては、”道路より低い土地ではないか“という点も挙げられます。
道路より低い位置にある物件は、あまり人気がなく、割安で売却されることも多いです。
なぜなら、道路を通過する人の視線が気になりやすく、雨水が敷地に流れ込んだり、水害の被害を受けやすかったりするからです。
また、道路より低い位置にある物件において、駐車場を造る場合、駐車スペース以外に道路へと通ずる車路が必要になります。
あるいは、道路と同じ高さまで駐車スペースをかさ上げしなければいけません。
つまり、道路より低い位置にあり、なおかつ駐車場がない物件を購入する場合、かなりの手間と工事費用がかかることになるということです。

まとめ

ここまで、掘り出し物件の購入時、チェックしたいポイントをいくつかピックアップしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
前述したこと以外にも、物件の価格が安くなる理由はたくさんあります。
ただ、すべての条件が完璧で、なおかつ割安の物件は基本的に存在しないため、あらかじめ許容できる仕様や周辺環境などについては、買主自身の中で整理しておくことをおすすめします。
再建築不可物件や市街化調整区域についてのご相談は、日翔レジデンシャル株式会社にご相談下さい。
親身になって対応させて頂きます。